「最近、親の物忘れがひどくなった気がする…」
「何度も同じことを聞かれるし、少し様子がおかしい」
そんな不安を感じた時、気仙沼のどこに相談すればいいか迷ってしまいませんか?
「とりあえず市立病院? それとも心療内科?」
焦って病院へ駆け込む前に、実は「最初に行くべき場所」と「正しい順序」があります。
ここを間違えると、たらい回しにされたり、適切な支援を受けるのが遅れてしまったりすることも。
今回は、気仙沼で20年以上、ケアマネジャー・介護福祉士として現場に立っている私(菅原)が、「最短ルートで安心を手に入れるための手順」をガイドします。
ステップ1:まずは地域の「よろず相談所」へ(地域包括支援センター)

「認知症かな?」と思ったら、いきなり病院に行く前に、まずは「地域包括支援センター」に電話することをおすすめします。
ここは、いわば高齢者のための「総合相談窓口(よろず相談所)」です。
社会福祉士や主任ケアマネジャーなどの専門職がいて、無料で相談に乗ってくれます。
- 何をしてくれるの?
- 介護保険の申請手続きの代行
- 今の症状に合った専門病院の紹介
- 今後の生活へのアドバイス
気仙沼には「6箇所」あります
気仙沼市では、お住まいの住所(中学校区など)によって担当のセンターが決まっています。
- 気仙沼エリアの方(田中、内ノ脇、古町近辺)
- 大島エリアの方
- 松岩・新月エリアの方
- 階上・面瀬エリアの方
- 鹿折・唐桑エリアの方
- 津谷・小泉エリアの方(本吉)
- 大谷エリアの方(本吉)
「自分の担当がどこかわからない!」という場合は、気仙沼市役所の高齢介護課(ワン・テン庁舎)に電話をしてお住いの地域を伝えれば、担当のセンターを教えてくれますよ。
ステップ2:専門医による「確定診断」

包括支援センターや私たちケアマネに相談し、方向性が決まったら、次は医療機関での診断です。
気仙沼市内で、認知症の専門的な診断や治療が受けられる代表的な病院をご紹介します。
※受診の際は、必ず事前に電話で「認知症の相談をしたい」と予約・確認を入れてください。
1. 三峰病院(認知症疾患医療センター)
宮城県の指定を受けた「認知症疾患医療センター」が設置されています。
MRIやCTなどによる精密な診断はもちろん、周辺症状(幻覚や暴言など)が強い場合の精神的なケアや、家族へのサポート体制など、専門性が非常に高いのが特徴です。
2. 光が丘保養園
認知症病棟を有する精神科病院です。
三峰病院は精密検査が可能である反面、診断結果が出るまでに1~2ヶ月かかるというデメリットがあります。
光が丘保養園は問診がメインのため、「少しでも早く診断結果がほしい」という場合は、こちらを受診すると、三峰病院よりある程度早く結果が得られる可能性があります。
3. 大友医院(脳神経内科)
こちらは「脳神経内科」の専門医がいらっしゃいます。
「これはアルツハイマー型認知症なのか? それとも脳梗塞の後遺症によるものなのか?」といった、脳の器質的な原因をしっかり見極めてくれます。
MRIなどの検査設備も整っています。
特に、パーキンソン病に対する専門性が高く、パーキンソン病に伴い現れる認知症の相談も可能です。
4. 気仙沼市立病院(脳神経外科・精神科)
地域の基幹病院です。
認知症だけでなく、心臓病や糖尿病など、身体の他の病気(合併症)がある場合は、総合的な治療ができる市立病院が選択肢に入ることが多いです。
ステップ3:診断がついたら「ケアマネジャー」を味方につける

病院で「認知症です」と診断されても、そこで終わりではありません。
むしろ、そこからが生活のスタートです。
薬を処方するのは「お医者さん」ですが、これからの毎日の生活を支える伴走者は、私たち「ケアマネジャー(介護支援専門員)」です。
「良いケアマネ」の選び方とは?
ケアマネジャーは、ただ介護サービスのスケジュールを組むだけの人ではありません。
- 話をちゃんと聞いてくれるか?
自分や家族の話を遮らず、ちゃんと聞いてくれた上で相談に乗ってくれるか。 - 「生活習慣」まで見てくれるか?
ただ「デイサービスに行きましょう」と言うだけでなく、「水分は足りていますか?」「便秘していませんか?」と、体調の根本原因に目を向けてくれるか。 - 「改善」を諦めていないか?
「年だから仕方ないですね」で済ませず、「どうすれば今の機能を維持・改善できるか」を一緒に考えてくれるか。
この視点を持っているケアマネジャーに出会えるかどうかが、その後のご本人の人生を大きく左右します。
例えば、「食事」ひとつとっても、間違った介助方法は認知症を悪化させることがあります。
私たちが現場でチェックしている「食事と脳の関係」については、こちらをご覧ください。
▶ 気仙沼の魚で脳活!「刻み食」のリスクと正しい食事ケア
ステップ4:薬に頼らない「改善」を目指すなら

病院は「診断と治療」の場所。 一般的なデイサービスは「生活の維持(お世話)」の場所。
そして、私たちリコケア コナーズは、「失われた機能を取り戻す(リハビリ)」ための場所です。
「認知症は治らない」
「悪くなるのを遅らせるしかない」
そう言われて諦める前に、まだできることはたくさんあります。
私たちは、「水分・栄養・排泄」という生理学的なケアと、脳に適切な刺激を入れるリハビリで、多くの「改善」を見てきました。
「えっ、水だけで?」と驚かれることも多いのですが、実は水分の不足が認知症のような症状を引き起こしているケースは非常に多いのです。
私たちが実践している「水分ケア」の驚きの効果はこちらです。
▶ 「急にボケた?」と思ったらまず水!
ちなみに、私たちの施設の共同代表である妻・嘉奈も、現場で毎日利用者様と向き合っています。
私たち夫婦がなぜ「改善」にこだわるのか、その想いを知っていただければ嬉しいです。
▶ 妻・嘉奈が「認知症リハビリテーション専門士」になった理由
エピローグ:一人で抱え込まず、プロを頼ってください
気仙沼には、あなたとご家族を支える社会資源(病院、行政、専門職)がたくさんあります。
ただ、情報が散らばっていて分かりにくいのも事実です。
「まず、私の親の場合はどこに行けばいい?」
「介護認定の申請はどうすれば?」
もし迷ったら、このブログのお問い合わせや公式LINEから、私(菅原)に直接聞いてくださっても構いません。
地元のネットワークを活かして、あなたの状況に合った「最初の一歩」をご案内します。
一人で悩まず、まずは私たちプロを頼ってくださいね。
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