はじめに

認知症の原因を解明することは、単に病気の原因を突き止めるだけでなく、予防、早期発見、治療、そして社会全体の認知症対策に大きく貢献します。

今この時も、多くの研究者や医療関係者が、原因解明に取り組むことで、より良い社会の実現を目指しています。

この記事では、現時点で解明されている認知症の原因について、わかりやすく解説していきます。

認知症の原因疾患:多様な要因を解き明かす

認知症は本来、何らかの病気によって認知機能が低下した状態を指します。
この原因となる病気のことを、原因疾患と呼びます。

数ある認知症の原因疾患のうち、代表的なものについて解説していきます。

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症とは、アルツハイマー病によって認知機能が低下した状態を言います。
認知症の総患者数のうち60%と、最も多いと言われています。

  • 特徴:
    記憶障害が最も顕著な症状であり、徐々に進行していくのが特徴です。
    物忘れだけでなく、言葉の選び方や判断力、空間認識能力の低下もみられます。
    男女比では、女性の患者数は男性の2倍で、閉経後の女性ホルモンが関係していると考えられています。
    高齢になるほど発症リスクが高まりますが、65歳未満でも発症する、若年性の側面もあります。
  • 原因:
    アミロイドβやタウタンパク質という異常なたんぱく質が脳内に蓄積し、脳神経を破壊することが主な原因と考えられていますが、完全には解明されていません。
    遺伝的な要因も一部関与しており、遺伝子型によっては発病リスクが数倍違うとも言われています。
  • 治療:
    現在、病気を根本的に治す治療法はありません。
    アリセプトなどの薬物療法によって、症状の進行を遅らせることができると言われていますが、その効果には大きく個人差があります。
    非薬物療法として、認知機能訓練や運動療法などが行われます。
アルツハイマー型認知症の原因は、アミロイドβやタウタンパク質が脳神経細胞を破壊するためであると考えられている。

脳血管性認知症

脳血管性認知症は、脳の血管に障害が起こり、脳の血流が低下することで発症します。
頭部外傷によって起こる場合があるため、若い人でも発症することがあり、若年性認知症の一種とも言われています。

  • 特徴:
    脳梗塞や脳出血などの脳卒中を繰り返すことで、脳の血流が悪化し発症します。
    身体の一部ないし広範囲に麻痺が出たり、平衡感覚が低下してふらつきやすくなるなど、身体機能の障害を伴うことが多いです。
    比較的男性に多いのですが、以下に挙げている生活習慣病の罹患率が男性に多いことが理由として考えられます。
  • 原因:
    高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病によって脳梗塞などが起こりやすくなり、発症のリスクを高めています。
    また、転倒などによる頭部外傷でも発症することがあります。
  • 治療:
    原因となった脳血管疾患の治療が重要です。
    主に血圧コントロールや糖尿病の管理、脂質異常症の治療などが行われます。
    また、認知機能訓練や運動療法も併せて行われます。
脳卒中の代表的な症状
・激しい頭痛
・胸の痛み
・めまい
・吐き気
・ろれつがまわらない
・物を落とす
・片目が見えづらい
・片側の麻痺

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症は、近年患者数が増えてきている認知症です。
一部では、実はアルツハイマー型よりも多いのではないかという声も上がっています。

  • 特徴:
    パーキンソン病と類似した症状(震え、筋肉の固さなど)を伴うことが特徴です。
    また、幻視やレム睡眠行動障害などもみられます。
    認知機能については、アルツハイマー型と同様に記憶障害から始まることもありますが、個人差があり、一見すると認知症とは思えないほどしっかりしている方もいます。
  • 原因:
    レビー小体と呼ばれる、アミロイドβなどとは別の異常なタンパク質が脳内に溜まることが原因と考えられています。
    このレビー小体が脳のどの部分に蓄積するかによって、初期に現れる症状に違いが出てきます。
  • 治療:
    レビー小体型に対する治療薬はまだ確立されていませんが、症状に応じて、パーキンソン病の治療薬や幻視に対する薬などが使用されます。
レビー小体型認知症の原因は、レビー小体というタンパク質が脳内に溜まるため

前頭側頭型認知症

前頭側頭型認知症は、他の認知症以上に詳細がはっきりしていない認知症です。
患者数としては、3大認知症(アルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型)に次いで多く、これを含めて4大認知症とも言われています。

  • 特徴:
    脳の前頭葉や側頭葉の神経細胞のどちらか、あるいは両方が萎縮することで発症します。
    性格の変化や行動の抑制が困難になるなどの症状がみられます。
    例えば、突然怒り出すようになったり、悪気もなしにレジを通さず商品を持ち帰ろうとするなどです。
  • 原因:
    遺伝的な要因が関与している場合が多いですが、そのメカニズムは完全には解明されていません。
  • 治療:
    症状に応じて、薬物療法や心理療法などが行われますが、詳しい原因が解明されていないため、根本的な治療法は確立されておりません。
前頭葉と側頭葉は文字通り、脳の前と左右外側にある。

その他の原因

上記以外にも、脳腫瘍、脱水、ビタミン欠乏症など、実に70種類以上の原因疾患があると言われています。
これらは、早期に適切な治療を行うことで改善が見られる可能性があります。

私が関わった患者さんで、水頭症によって認知症状を呈した方がいらっしゃいます。

水頭症とは、脳の中にある空洞に脳脊髄液が過剰に溜まり、脳が圧迫される病気です。
脳脊髄液は、脳を保護し、栄養を供給する役割を担っていますが、過剰に溜まることで、脳の機能に様々な障害を引き起こします。

水頭症にもいくつか種類がありますが、その中でも特に、”正常圧水頭症”が認知機能の低下を招くと考えられています。

症状としては、物忘れや判断力の低下などに加え、ふらつきや小刻み歩きなどの歩行障害、排尿障害が見られることがあります。

この方は正常圧水頭症で、認知機能低下と歩行障害による転倒・ケガのため、生活に大きな支障をきたしていましたが、水頭症の手術を行ったところ、どちらの症状も解消しています。

ご本人も、「頭の中のモヤが、すっきり晴れたようだ」と話されていました。

「認知症は治らない」が通説ではありますが、このように、医療的な手段で解決する認知症もあるのです。

認知症と生活習慣の関係性

ここまで、原因疾患についてお話ししましたが、その内の多くは、原因が解明されていません。

そのため治療が難しい、ないしできないという考えが広まっていますが、そこには若干の誤解があります。

例えば、アルツハイマー病の原因として”アミロイドβ”の存在が重要視されていますが、近年、「アミロイドβがアルツハイマー病を引き起こす」という見方は疑問視されてきています。

こういう意味では、確かにまだ解明されていないと言えるでしょう。

しかし、仮にアミロイドβが発病の要因であったとして、それでは、「アミロイドβが蓄積(または発生)する理由」は何なのか?
これが重要です。

実は、アルツハイマー病に限らずですが、いくつかわかってきています。
それを知り、対策をうてば、予防はもちろん、症状の改善も期待できます。

高血圧、糖尿病、脂質異常症

これらの生活習慣病は、血管を傷つけ、脳梗塞や脳出血のリスクを高めます。
高血圧は脳血管性認知症の最も強いリスク因子の一つです。

糖尿病には合併症があることはよく知られていますが、糖尿病患者はアルツハイマー病を合併する可能性もあると言われています。
糖尿病には1型・2型とありますが、アルツハイマー病を3型糖尿病と例える専門家もいるほどです。

生活習慣病は、以下に挙げる嗜好や運動などが要因として挙げられますが、特に食事内容が認知症への影響が大きいと考えられています。

喫煙

喫煙は、血管を収縮させ、血栓を作りやすくするため、脳卒中を引き起こし、脳血管性につながる可能性があります。

また、肺の機能も低下させるため、脳に十分な酸素が回らず認知機能が低下しやすくなります。

飲酒

過度な飲酒は、脳細胞を損傷し、記憶力や判断力の低下を引き起こします。

また、お酒(特にビール)は利尿作用が強く、飲めば飲むほど脱水を起こしやすくなります。
脱水もまた認知機能低下の原因の一つです。

運動不足

運動不足は、筋力を低下させることで全身の血流、ひいては脳の血流を低下させ、認知機能の低下を招きます。

筋力低下は、動く意欲の低下にもつながります。
血流の低下によって脳機能が低下した場合でも意欲低下は起こり得るので、悪循環につながり、やがて寝たきりになることもあります。

睡眠不足

睡眠不足は記憶力、判断力の低下につながります。
また、アルツハイマー病の原因とされている、脳に蓄積したアミロイドβは、睡眠中に分解されると考えられており、そのため睡眠不足になるとアミロイドβの分解も不十分になり、アルツハイマー病を発症リスクが高まるのです。

一見横になって眠っているようでも、睡眠時無呼吸症候群(寝ている間に数十秒~数分呼吸が止まる症状)などによって睡眠の質が低下している可能性もあります。

便秘

便秘と認知症の関係は、近年注目を集めています。

腸は第2の脳と言われており、腸の異常は脳へ、脳の異常は腸へ伝わると考えられているのです。

一説によると、長年便秘傾向にある人は、アミロイドβやレビー小体が発生しやすくなるとも言われています。

カビ・ダニ

カビやダニが、特にアルツハイマー病との関連性が注目されています。
この話題は、近年メディアでも取り上げられ、多くの人々の関心を集めています。

現時点では、カビやダニが直接的に認知症を引き起こすという明確な因果関係は科学的に証明されていませんが、両者が体内で炎症を起こす原因になり、炎症が認知症を引き起こすという仮説が有力視されています。

認知症の早期発見と予防

認知症は、早期発見と適切な対応により、治療開始時期を早め、症状の改善がしやすくなります。
また、介護が必要となる時期を遅らせることで、ご本人だけでなく、ご家族の負担も軽減することができます。

予防に関しても、生活習慣の改善など、様々な取り組みが可能です。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病の管理、適度な運動、バランスの取れた食事、社会参加など、日々の生活の中でできることがたくさんあります。

認知症になるかもチェックリスト

「認知症 チェックリスト」でインターネット検索すると、様々なセルフチェックリストを見つけることができますが、せっかくなので、ここでは、一般的なものとは少し異なるチェックリストをご紹介します。

  1. いびきをかいて寝る
  2. ダニに噛まれたことがある
  3. 飲酒歴(1日に飲む量)
  4. 下痢・便秘がある
  5. 口腔内の状態が悪い (歯周病、活舌が悪いなど)
  6. 慢性の副鼻腔疾患がある
  7. 喫煙歴(1日の本数は?)
  8. 頭部外傷を受けたことがある
  9. 移植手術を受けたことがある
  10. 生活空間にカビが生えている
  11. 加工食品や無機食品を食べている
  12. 1日の適切な水分量を補給していない (体重×30ml)
  13. 違法薬物を使用した、したことがある
  14. 全身麻酔をしたことがある(回数)
  15. 肝臓、腎臓、肺、腸、心臓に疾患がある
  16. 化粧品、ヘアスプレー、制汗剤を使用している
  17. 歯に歯科用アマルガム (銀の詰め物)を入れている
  18. 高温圧搾のオイル (パーム油など)を使用している
  19. トランス脂肪酸や 単糖類の多い食べ物を食べている
  20. 逆流性食道炎のために プロトンポンプ阻害薬を服用している
  21. 水銀値の高い魚 (キンメダイやクロマグロなど)を 頻繁に食べている
  22. 毎日何錠も薬を服用している (特に抗うつ剤、降圧剤、 抗ヒスタミン薬など)

他のチェックリストより少々多いかもしれませんが、これら全てが、認知症(特にアルツハイマー型)の発症に関わっているのです。

これらがひとつも該当しない人を探す方が、難しいかもしれません。
※該当項目が多かったとしても、診断を確定付けるものではありません。

普段の生活の中に、いかにリスクが潜んでいることがわかりますね。

「認知症は誰もがなる可能性がある」とは、高齢化ですか、単に将来的な患者数の多さだけで言っているのではありません。

今まさに、あなたも私も、 自身の体を蝕む環境に身を置いていて、それがリスクを高めているかもしれないのだと、覚えておいてください。

定期的な健康診断

定期的な健康診断を受けることで、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を早期に発見し、治療につなげることができます。

「自分は(家族は)大丈夫」と高を括らず、年に1回でも健康診断を受ける事をおすすめします。

脳トレ

脳トレは、脳の様々な機能を活性化させ、認知機能の低下を予防する効果が期待できます。
脳トレにも様々な種類があり、それぞれ効果が違いますので、複数の種類に挑戦していると予防効果が高まると言えるでしょう。

ただし、「塗り絵が効果的らしい」程度の知識で脳トレを実践するのは間違いです。

根拠を持って行わなければ、むしろ悪化させる可能性があるので、注意してください。

バランスの取れた食事

魚、緑黄色野菜、豆類などをバランス良く摂取することで、脳の健康維持に役立ちます。

「身体に良さそう」と一種類だけ大量に食べ続けても、かえって健康を害する場合があるので、体に良い栄養素群をバランスよく摂ることを意識しましょう。

ただし、食品添加物は様々な不調を起こす可能性があるので、できるだけ避けることをおすすめします。

社会参加

社会参加は、認知機能の低下を予防し、QOLの向上に繋がります。
脳には、人と会話することで活性化する部位があり、笑ったり、相手を笑わせるような話をすることも効果的です。

社会参加の種類には、友人・知人とのお茶飲みから、地域のサロンやデイサービス利用と様々ありますので、自分にあったものを選ぶと良いでしょう。

脳の機能を最大限に引き出す

認知機能訓練

認知機能訓練とは、予防でも挙げた”脳トレ”の一種だと思っていただいて構いません。

記憶力、注意力、判断力などの症状別の訓練を行うことで、認知機能を向上し、日常生活の自立を支援します。

脳トレ同様、根拠を持って実践することで、改善効果が期待できます。

運動療法

運動療法は、脳の血流を改善し、神経細胞の働きを活性化させる効果が期待できます。
内容は、体操やウォーキングなどの有酸素運動や、筋力トレーニング、運動の仕方にもちょっとしたコツがあるので、闇雲に無理な運動をするのはおすすめできません。

「毎日散歩しているのに認知症になった」「運動しても改善しない」という声も聞かれますが、それは適切な身体の動かし方ができていなかったり、運動の効果を超えるような原因が他にあったりするのかもしれません。

社会参加支援

脳には人と会話することで活性化する部位があります。
介護施設やデイサービスなど、社会参加の機会を提供することで、脳の活性化を図ります。

ただし、中には対人関係にストレスを感じる方もいらっしゃいます。
無理に大人数の輪に入るのではなく、友人・知人、ケアマネジャーやヘルパーなど、まずは1対1から徐々に輪を広げるなど、一人ひとりに合わせた支援をすることが大切です。

生活習慣・環境の改善

バランスの良い食事、十分な水分補給、質の高い睡眠など、生活習慣の改善はそのまま認知機能の改善につながる可能性が高いです。

実は、糖尿病になると睡眠障害が起こる場合が多いため、食事を見直すことが睡眠の質改善につながることもあります。

また、ストレスケアを行ったり、清潔な環境で生活することも介護には重要です。

よくある質問

Q1. 認知症になってしまったら、治ることはないのでしょうか?

A.
種類や進行の程度によって異なりますが、必ずしも進行していくわけではありません。
原因となる疾患を治療することで症状が改善したり、進行が遅くなる可能性があります。

例えば、ビタミンB12欠乏症が原因であれば、ビタミンB12を補うことで改善が見込めます。
また、先述しましたが、水頭症によるもの、水頭症の手術によってほぼ解消があり得ます。

さらに、完全な治療はできないと言われているアルツハイマー型も、その通り完治はできないまでも、薬物療法やリハビリテーションを適切に組み合わせれば、症状を改善し、日常生活に支障がない程度にまで回復する可能性もあるのです。

Q2. 家族が認知症と診断されましたが、これからどうすれば良いのか分かりません。

A.
ご家族が認知症と診断され、不安な気持ちを抱えていることと思います。
まずは、一人で抱え込まずに、医師やケアマネジャー、地域の包括支援センターなど、専門家に相談することが大切です。
専門家から、ご家族の状態に合わせた適切なアドバイスや支援を受けることができます。

また、地域には、患者さんやご家族を支援する様々なサービスがあります。
デイサービスやショートステイ、グループホームなど、ご家族の状況に合わせて利用できるサービスを探してみましょう。
各専門家が力になってくれますよ。

Q3. 自宅で認知症の介護するのは大変です。何か良い方法はありますか?

A.
ご自宅で認知症の患者さんを介護するのは、心身ともに負担が大きいものです。

基本的には、次のような対応が推奨されます。

  • 介護サービスを利用する: デイサービスや訪問介護など、地域の支援サービスを活用することで、介護の負担を軽減することができます。
  • 家族みんなで協力する: 介護は一人で行うのではなく、家族みんなで協力することが大切です。
  • 自分自身の健康にも気を配る: 介護者自身が体調を崩さないように、定期的に休息を取り、自分の時間も大切にしてください。

これらは、「認知症は治らない」ことが前提で考えられています。

しかし、私は「完治はできないまでも、症状の改善は期待できる」とお伝えしています。
適切な治療に、介護サービスなど適切な対応を組み合わせていくことで、介護負担の元の解消を目指すことができます。

Q4. 新薬は効果がありますか?費用も高くなるのでは?

A.
認知症の新薬は、日々研究が進められています。
2023年12月には、日本でもアルツハイマー病の新薬レカネマブが、販売を開始しています。

しかし、「効果がある」と一概に言えるかどうかは、患者さん一人ひとりの状態や、どの薬剤を使用するかによって大きく異なります。

ただし、開発元のひとつであるエーザイは、処方の対象となり、継続的に投与すれば3年分のアルツハイマー病進行を抑えることができると話しています。

費用に関しては、レカネマブは年間約390万円かかると言われています。
アリセプトなど、従来の治療薬と比べると相当の高額です。

しかし、日本では医療保険が充実しているので、年間の治療費用はかなり抑えることができます。
※年収などによって異なります。

 

これらの質問以外にも、ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。

最後に

  • 認知症は病名ではなく状態のこと: 認知症は、何らかの病気(原因疾患)によって脳の機能が低下した状態を指します。
  • 主な原因疾患は4つ: 最も多い「アルツハイマー型」のほか、「脳血管性」「レビー小体型」「前頭側頭型」があり、それぞれ特徴や症状が異なります。
  • 生活習慣が発症リスクに大きく関与: 高血圧、糖尿病などの生活習慣病や、喫煙、飲酒、運動不足、睡眠不足、食生活の乱れなどが、認知症の発症リスクを高めることがわかっています。
  • 原因によっては治療・改善が可能: 全ての認知症が不治の病というわけではありません。「正常圧水頭症」のように、原因疾患を治療することで症状が劇的に改善するケースもあります。
  • 予防と早期発見が鍵: バランスの取れた食事や適度な運動、社会参加といった健康的な生活を送ることが最も効果的な予防策です。また、定期的な健診やセルフチェックで変化に早く気づき、専門医へ相談することが重要です。
  • 発症後も希望はある: 適切な認知機能訓練、運動療法、生活環境の改善などを行うことで、症状の進行を遅らせたり、生活の質(QOL)を維持・向上させたりすることが可能です。

認知症は、早期発見と適切な治療によって、予防はもちろん、うまくすれば症状を改善することも可能です。

それが現実になるよう、私たちができる限りサポートします。
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参考文献