1. その申請、ちょっと待った!区分変更が必要な「3つのサイン」

まず、基礎知識です。

区分変更とは、要介護認定の有効期間の途中でも「今の介護度は実態に合っていない」として、再度調査をお願いする手続きのことです。

気仙沼市役所の高齢介護課に行けば申請書はもらえますが、私が担当している利用者様には、以下の「明確な変化」があった時だけ申請をおすすめしています。

【チェックリスト】区分変更を検討すべきタイミング

項目具体的な状況(気仙沼あるある)
① 身体機能の急激な低下・転倒して骨折し、入院した。
・気仙沼特有の急な坂道や階段が、今まで登れていたのに登れなくなった。
・冬場の寒さで関節が痛み、着替えやトイレに介助が必要になった。
② 認知症症状の悪化・「物忘れ」が酷くなったり、徘徊や異食が出てきた。
・昼夜逆転し、家族が夜も眠れない。
・薬の管理が全くできなくなった。
③ 介護者(家族)の限界・老老介護で、支える側の配偶者が体調を崩した。
・今の点数(限度額)ではヘルパーやデイの回数が足りず、生活が破綻しそう。

プロの助言:

「なんとなく年を取ったから」という理由だけで申請するのは危険です。

変化がないのに申請すると、「現状維持」どころか「軽く(要介護→要支援など)」判定されるリスクもあります。

要介護認定の肝は、症状があること自体ではなく、その症状が出たことにより、生活にどんな支障があるかです。
必ず「以前と比べて何ができなくなったか」を明確にしましょう。


2. 【気仙沼版】ケアマネがこっそり教える「申請を通す」裏ワザ

ケアマネがこっそり教える「申請を通す」裏ワザ

ここからが本題です。気仙沼でスムーズに、かつ適切な介護度を勝ち取るためには、書類を出す前の「下準備」が9割です。

コツ①:主治医への「根回し」が命

認定調査の結果を左右するのは、訪問調査員の評価だけではありません。
「主治医意見書」が極めて重要です。

気仙沼の病院の先生方は非常に多忙です。
診察室での短い会話だけで、家での大変さを全て理解してもらうのは不可能です。

「先生の前だと、親がシャキッとして『大丈夫です』と言ってしまう」……これ、一番ある失敗パターンです。

  • 裏技:
    受診の際、「家での困りごとメモ」(トイレの失敗回数、夜間の状況など)を先生に渡す
    ケアマネに相談し、先生へ情報提供書を送ってもらう。

介護サービスの種類や利用頻度によっては、一定以上の認定が必要な場合があります。
困りごとを解決するために、どのようなサービスを、どの程度利用したいかをケアマネと話し合った上で、先生に話してみるのもいいですね。

コツ②:冬の認定調査は「ありのまま」を見せる

気仙沼の冬は寒く、高齢者の動きは鈍くなります。
しかし、調査員が来た時だけ頑張って動こうとする方が多いです。

調査員には「一番調子が悪い時の状態」を伝えてください。
「今日はたまたま調子が良いですが、雪の日はトイレまで間に合いません」といった具体的な一言が重要です。

コツ③:入院中の申請のタイミング

入院中に区分変更をする場合、退院直前に行うのが一般的ですが、実のところ、理由次第では入院直後に区分変更をする場合が多いです。

基本的に、区分変更申請をすると、早ければ申請後数日で認定調査が入りますが、気仙沼では、入院から(あるいは手術後)1週間程度置いてから調査に入ります。
入院(手術)直後では一時的に状態が低下しているため、認定結果が重く出やすい傾向にありますが、市としては、一時的ではなく長期的な状態を見て認定結果を出したいためです。

認定結果が少しでも早く出て欲しいのであれば、入院直後に申請することは一向にかまいませんが、早くやればいいとも限らないことは、覚えておいた方がいいかもしれません。

つまるところ、入院後の経過について予測を立て、申請のタイミングを考えることが重要です。

これについては、病院の相談員(MSW)やケアマネとよく相談してください。


3. 制度を使って「改善」を目指す(コナーズ流アプローチ)

制度を使って「改善」を目指す

区分変更は、「高い介護度をもらって、たくさんのサービスを受けること」がゴールではありません。

「適切なサービスを入れて、利用者様の生活を『改善・安定』させること」が本来の目的です。

ここで、当事業所の認知症リハビリテーション専門士・菅原嘉奈の視点をお伝えします。

→私たちの目指す『認知症介護からの解放』についてはこちら
コナーズのご紹介

専門士・菅原嘉奈の視点:「リハビリと水分の確保」

区分変更で介護度が上がると、利用できるサービスの枠(単位数)が増えます。

この増えた枠を、ただのお世話(家事援助など)だけに使うのはもったいないです。

認知症や身体機能の低下が見られる場合、「専門的なリハビリ(訪問リハや老健のデイケア)」や、「水分摂取を管理・促すための介入」に充ててください。

特に認知症の周辺症状(イライラや徘徊)は、脱水や運動不足から来ていることが多々あります。

適切なランクに変更し、正しいケアを導入することで、「介護度は上がったけれど、数ヶ月後には症状が落ち着いて家族が楽になった」というケースを私たちは目指しています。

→あわせて読みたい:冬場の脱水症状のサインと、水を飲んでもらうための具体的な工夫はこちら
冬こそ危険!高齢者の脱水症状、そのサインと対策


4. よくある質問(Q&A)

最後に、気仙沼の利用者様からよく受ける質問をまとめました。

質問回答
Q. 区分変更の申請から結果が出るまでどのくらい?A. 通常1ヶ月~1カ月半程度です。
ただし、気仙沼市内の医師の繁忙状況によっては、意見書の作成に時間がかかり2ヶ月以上かかる場合もあります。
Q. 結果が出るまでの間、サービスは使えるの?A. 使えます(暫定利用)。
ただし、想定より低い介護度が出た場合、差額が自己負担になるリスクがあります。ここはケアマネの腕の見せ所ですので、必ず相談してください。
Q. 費用はかかるの?A. 申請自体は無料です。
介護保険証さえあれば、手続き代行の手数料なども一切かかりません。

まとめ:一人で悩まず、まずは「作戦会議」を

「区分変更したほうがいいのかな?」と迷ったら、いきなり市役所に行く前に、まずは担当のケアマネジャーに相談してください。

もし、今のケアマネジャーに相談しにくい、あるいはまだ介護認定を受けていないという方は、私たちにご連絡ください。

私たちは単に手続きをするだけでなく、「その認定を使って、どうすれば親御さんが気仙沼で穏やかに暮らせるか(改善できるか)」を一緒に考えます。

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